連勝中にも対策は忘れるな
<ソフトバンク3-2楽天>◇1日◇福岡ヤフードーム 日刊スポーツ詳細スコアへ >>

- ソフトバンク対楽天 1回裏ソフトバンク1死一、二塁、永井は松中に先制の右越え3点本塁打を浴びガックリ肩を落とす
9連勝を飾ったソフトバンクは、そのうち6試合が2点差以内の緊迫戦をものにしている。エース斉藤和、川崎らの離脱など故障者は多いのだが、そういう試合をきっちりものにできているというのは「強さ」の証しだ。確かに、松中の1発以降、チャンスをものにできなかったりしたが、攻守にわたって試合の中で「ここぞ」という場面では確実に勝負に勝っている。「強さ」というのは何も打線が爆発するとか、投手がビシビシ抑えるという意味ではない。打線には波もあるし、投手だって好不調はある。だが、今年のホークスを見ていると、連勝しているから言うのではないが、勝負どころの大事さを選手が自覚してきたのではないかと思う。
もちろん、連勝の中にも反省点はある。この日の2回以降の攻撃。前回勝利をプレゼントした楽天永井を攻略できなかったことだ。ひょっとすると、この新人右腕はホークスにとって「天敵」になる可能性もあると感じた。大きく曲がるカーブと、フォークボールには今後もてこずるような気がする。「勝負」には勝ったが、攻略にはまだまだ課題を残した。強さを身にまとってきたチームだが、対策はしっかりと練っておかなければならない。(日刊スポーツ評論家)