打線に工夫なく巨人金刃をアシスト
<巨人6―2ソフトバンク>◇30日◇東京ドーム 日刊スポーツ詳細スコアへ >>

- 巨人対ソフトバンク 8回表ソフトバンク2死一、二塁、本多は遊ゴロに終わりガックリ
さすがの王監督も怒ったんじゃないのかなあ。確かにシーズンを通して打線には好不調の波があるものだが、あまりにも淡泊というか、巨人の新人投手に対してまったくといっていいほどソフトバンク打線に工夫が感じられなかった。今年は豪打で打ち勝つ半面、この日のようにあっさりと負けてしまう試合が多い。特に新人や初対決といった投手に対しては顕著だ。楽天の田中将、永井、日本ハム木下、そして金刃。私はデータというものはあくまでも予備知識であって、実戦の中でそれぞれが対応していかなければならないと考えている。ホークス打線の淡泊さ、工夫のなさが金刃の好投をアシストしてしまったといっていい。球威も変化球も驚くような投手ではないと思ったから、なおさらだ。
試合は8回の4失点で終わった。先発和田は責められないと思う。マウンドでも集中力があったし、不安を抱えながら投げていた前回までとは違っていたように感じた。ベンチは2点を追う8回1死一、二塁の場面で和田に代打荒金を送った。点を取らなければならないし、これは当然。だが、交流戦のビジターゲームでは、ビハインドの展開で好投の投手に代打を送らなければならないことを想定すると、やはり先手必勝が重要になってくるわけだ。いかに先制するか、ということである。そう考えれば考えるほど、繰言になるが淡泊すぎた打線の工夫のなさが悔やまれてならない。(日刊スポーツ評論家)