鉄腕の歩み 鉄腕の栄光 鉄腕グラフ 日刊スポーツ連載 鉄腕人生

 

強さとしなやかさ併せ持つ大隣

<07年2月2日 ソフトバンク宮崎キャンプ>

 右足ねんざのためB組スタートとなったソフトバンク期待の即戦力ルーキー大隣の練習を見守った。けがのため別調整となっているが、キャッチボールでも力強いボールを投げていただけにA組昇格も間近だろう。この日、寒風にさらされながらもサブグラウンドで行っていたキャッチボールは、思った以上に腕の振りがしなやかだった。どっしりした体つきからして、もっと硬い投球フォームかと思っていたが、150キロ超の速球を投げる剛球派にしては、実に左腕の伸びがよく、ひじの使い方も柔らかい。ボールの回転、伸びもよく、いわゆる地肩も強いと感じた。

 速球派といわれる投手は、地肩の強さにまかせて投げるタイプと、腕の振りのしなやかさ、柔らかさで投げるタイプの2つに分かれるものだが、大隣の場合はその両方を備えている。担当の永山チーフスカウトも「剛球タイプですが、コントロールもいい」と評価していたが、それもうなずけた。

 とはいっても、課題もある。踏み出す右足のひざが多少突っ張り気味になる傾向があるようだ。今の投手全般に言えることだが、ステップする足のひざをもっとうまく使うことができれば、もっとウエートが乗った投球が可能になる。(日刊スポーツ評論家)

 トップへ戻る評論トップへ戻る