斉藤和に「力感」戻っていない
<ソフトバンク2―3楽天>◇10日◇福岡ヤフードーム 日刊スポーツ詳細スコアへ >>

- ソフトバンク対楽天12回戦 3回表楽天1死一、三塁、斉藤和巳は高須の折れたバットが打球と一緒に飛んできて捕球できず、適時内野安打とされる
復活登板となったソフトバンク斉藤和の投球は、去年までの姿までには至っていないものの、春先に比べるとかなり良くなっていた。1軍実戦に3カ月近くも空白があったわけだから、緊張もプレッシャーもあっただろう。リックの本塁打、3点目のきっかけとなった嶋の二塁打にしても、数少ない失投が失点となったが「ゲームをつくる」という先発投手の責任は果たしたと思う。ただ、少し気になったのは「力感」が感じられなかったことだ。球宴後までは登板はないだろうが、今後の肩の回復具合で首脳陣も後半戦のローテ組み入れを判断するだろう。
斉藤和の復帰登板には王監督もいろんな思いを込めていたと思う。もたついているチーム状態のカンフル剤としての意味合いも大きかったはずだ。だから、この日の試合は何としても勝ってもらいたかったのだが、打線がまったくと言っていいほど機能しない。6回から3イニング連続して併殺打を喫するあたりは不調打線を象徴していた。
それにしても多村の不振は大きい。打撃自体が縮こまっている。一度、スタメンから外してみる手もあると思うのだが…。 (日刊スポーツ評論家)