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杉内、涌井、さすがの投球

<ソフトバンク4-3西武>◇29日◇福岡ヤフードーム 日刊スポーツ詳細スコアへ >>

ソフトバンク対西武 1回裏ソフトバンク1死、川崎は右越えに先制のソロ本塁打を放つ

 パ・リーグのハーラー争いを演じる西武涌井、ソフトバンク杉内の投げ合いは、久々に見ごたえがあったな。涌井は立ち上がりから四苦八苦しながら4回までに3失点。しかし、細川の3ランで同点に追いつくと、本来の姿に戻った。対照的に杉内は4回まで申し分のないパーフェクトの内容。だが、たった2球の失投が試合を引き戻させてしまった。先頭のG・G佐藤に中前打を許した球、そして2死一、二塁から細川に同点弾を浴びたスライダー。失投は全134球のうちたった2球だよ。でもそれが投手にとって命取りになる。投手の宿命なんだな。

 それにしても、タイとなった5回以降の両投手はさすがだった。杉内も1発の痛手を引きずることなくしっかり立ち直った。このあたりが今季、杉内が成長した証し(あかし)だ。サヨナラ負けしたが、涌井も前半とは変わってよく粘った。リーグ投手陣の先頭を走る2人だけに、ランクの高い投球を見せてもらった。

 このクラスになると調子うんぬんで打たれました、負けましたというわけにはいかない。本来の調子でなくても、しっかりゲームをつくるということをやってくれるものだ。

 最後は豪快なアーチで先制点を挙げたソフトバンク川崎が試合を決めた。これでチームは6連勝。涌井攻略も大きいが、チームにとってはこれ以上ない勝ち方で白星をつないだ。日本ハムとは1差。この勢いがあれば、一気に首位を取り返すと思うな。(日刊スポーツ評論家)

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