反省するより勢いを大事にすべき
<ソフトバンク7-3オリックス>◇7日◇福岡ヤフードーム 日刊スポーツ詳細スコアへ >>

- ソフトバンク対オリックス 7回裏ソフトバンク1死一、三塁、川崎の勝ち越し適時打で生還しベンチ前で喜び合う辻と本多(左)
3連勝を飾ったソフトバンクが、さらに勢いを増しそうだ。今、ホークスをけん引しているのは若手選手。この日も7回の猛攻は井手の内野安打から始まり、下位打線がしっかりつないでいった。逆転勝ちもさることながら、若手の活躍で勝利をものにすると、推進力が倍加されるものだ。確かに、若手選手には経験が少ないだけに「もろさ」と「強さ」が同居している。だが、粘りに粘った辻の追撃打に象徴されるように今は強さと「しぶとさ」が備わってきたように感じる。
勝負の9月。私はこの9連戦よりも本当の決戦は日本ハム5試合、ロッテ3試合がある次の10連戦と見ている。いかに勢いに乗って10連戦に突入するかというのがこの9連戦の大きなテーマなのだが、この日の勝利で完全に乗った感じだ。本盗を決めた松中も完全に若手の勢いに乗せられた。ヒットこそなかったものの、今後は「オレはつなげばいい」と、気楽に打席に入れるし、そのことがさらに松中の打撃の復調も呼びそうだ。
6回まで沈黙した攻撃など反省点もある。でも、今はとにかく勝たなければならない。反省よりも勢いを大事にすべきだ。そのことは王監督が一番、理解していると思う。(日刊スポーツ評論家)