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ホークスは完全に息を吹き返した

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CS1ロッテ対ソフトバンク 1回表ソフトバンク1死一、三塁、大村の中犠飛で生還した松中はスタンドへ向かって指をさす

 いやあ、本当にソフトバンクが根性を見せてくれたな。この試合前に王監督が「ホークスらしい野球をやろう」と、ナインを鼓舞していたらしいが、まさにその通りの結果が出た。確かにロッテ先発小林宏の不調もあっただろう。だが、2回までに6点をもぎ取ったのは、活性したホークス打線の力によるものだ。その後も松中、ブキャナンがいいところで1発を放った。ホークスは完全に息を吹き返したと言っていいだろう。本当に短期決戦というのは分からないものだ。

 CS第1ステージは3試合。先手必勝は絶対的に有利なのだが、たった3試合しかないだけに、今度は2試合目を取った方にがぜん流れが傾く。いわゆる「逆王手」というやつだが、もう1つロッテに精神的プレッシャーを植え付けることになったのは、この日の「勝ち方」である。ロッテサイドにしてみれば、ソフトバンクは「やっぱり力がある」と感じ取ったと思う。シーズン終盤から対ホークスは6連勝していたが、この1勝で「脅威」を与えたと思う。エンドランや、スチールなど大胆な攻めはやりにくくなるだろうし、10日の最終決戦の戦術にも影響を与えたのではないだろうか。

 最後に意地を見せてくれたホークスナインに言っておきたい。逆王手をかけ、精神的にも優位に立ったというのはあくまでも「客観的」なことであって、選手たちは、そんなことをいちいち感じたり、意識したりすることはない。しっかりとチャレンジャーの気持ちを持ち続けて最後の戦いに挑むことだ。さあ、もう1度、「根性」を見せてくれ。(日刊スポーツ評論家)

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