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「ソフトBに3つの泣き所」

<ソフトバンク5-8オリックス>◇24日◇福岡ヤフードーム  日刊スポーツ詳細スコアへ >>

7回途中に降板する斉藤和。左は捕手的場

 ソフトバンク斉藤和のこんなに悪い投球を見たのは何年ぶりかな。立ち上がりは開幕投手のプレッシャーからかと思ったが、結局自分のリズムを取り戻すことなく終わった。斉藤和は精神的に強いタイプだし、重圧を逆に自分のパワーに変えるんだけど、コースを狙った球はど真ん中に来るし、投手としては最悪の状態だった。ローズに1発を許したが、7回途中まであの内容でよくしのいだのは評価できる。私は開幕戦はあまり調子のいい方ではなかった。春先は指先が滑って例年、調子が上がらなかった。言わずもがなだが、斉藤和にはこの日の投球を教訓にしてほしい。シーズンを通して登板日がいつも絶好調ということはあり得ないわけだから、またこういう日はある。その時にいかに早くマウンドで自分のバランス、リズムを取り戻すかが重要だ。

 斉藤和の不調は予想外だったが、この日はホークスの不安要素も出た。戦力的には、ほとんど不安がないチームなのだが、捕手、左の中継ぎ、下位打線の3つの不安が露呈した。特に捕手面。7回1死一塁から先発マスクの的場はローズに対してカウント2-3からインコースで勝負した。1、2球目にスライダーで空振りを取っていただけに、勝負球は外への配球だったのではないか。9回には満塁策をとった直後、北川に対し山崎は外角スライダーで勝負した。これは逆に藤岡のシュートで勝負だったように思う。

 負けはしたが、昨年と比べるとクリーンアップの破壊力は倍増した。王監督も敗戦の中にもそのあたりの手応えは感じ取ったんじゃないかな。(日刊スポーツ評論家)

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